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2005年08月22日

さいとうまことニュース街頭版 2005年6月発行

■今こそ月額55万円の政務調査費領収書公開で議会改革を!
私が当選以来訴えてきた議会改革の中心課題である政務調査費領収書の公開についていま名古屋市議会の中で動きが少し出てきています。
 この3月末、自民党の市議が約250万円の政務調査費を不正に請求している事実が発覚しました。本人が会派を離れることでとりあえずの区切りとなっていますが、市民による抗議の声は大きく、自民党市議団としても調査を継続してこのようなことが起きないような対策を講じると明らかにしています。
 
<公開の場で議論を!>

 このような中、私は一人会派の4名と連名で領収書公開のルール作りをすすめること、また、市民から出されている請願の審査を速やかに公開の場で行うことを内容とする申し入れを議長に行いました。
そもそも、この政務調査費をめぐる議論が議会内の「理事会」(民主・自民・公明・共産の4会派の幹事長で議論する場)という非公開の場で行われてきたことも大きな問題です。市民から出された公開を求める請願も理事会で議論中ということで、委員会での審議は手つかずの状態で放置されているのです。
 政務調査費不正請求ということがきっかけではありますが議会の中で制度見直しに向けての機運が出てきました。領収書公開に向けての取り組みを応援してください。 


議長への申し入れ(2005年5月13日)
名古屋市会議長 桜井治幸様

政務調査費の領収書公開を実現するよう求める申し入れ

 この間の新聞報道によれば自民党市会議員団において政務調査費の支払いに関して約250万円の不明朗な処理があったことが報じられています。市民からはいくつもの疑問の声が寄せられています。また、私たちも議会改革の大きな柱として、この間議長に対して政務調査費の領収書公開などを求めてきました。今回自民党市議団という会派の中で修正や返還などが行われたとはいえその内容は市民には全くわかりませんし、その妥当性の検証も全くできません。
市民の税金である政務調査費の使途を公明正大にするという意味からも、また今回のような不明朗な政務調査費請求の再発を防ぐ意味においても今回のことを機に政務調査費の領収書公開について一定のルールを設けることが必要だと考えます。
以上の理由により下記のことを議長に申し入れます。

一、名古屋市会政務調査費の交付に関する条例を改正し政務調査費の領収書公開に関して一定のルールを設けること。

一、領収書公開を求める請願審査を公開の場で議論を進めるよう積極的に指導すること。また、議論の経過を各会派に逐一報告するようにすること。


■テーマパーク好調と言うその一方で、、、
<段差だらけのイタリア村>
 万博開催に合わせていろんなレジャースポットができました。名古屋港にはイタリア村。名駅には万博支援会場で名古屋市が設置した笹島サテライト会場。
 3月26日、イタリア村の内覧会に出席。そこであ然とする。確かにメインの施設はエレベーターを設置するなどして対応しているが、メイン施設周辺の店舗は入り口に高い段差があるところがほとんど。ベビーカー利用者の不便だったとの意見が新聞投書に出る始末。新たにつくる施設なのに一体これはどうしたことかと事情を聞く。すると問題の店舗は契約範囲外なのでバリアフリー対策の縛りがかからないというお粗末な結果が判明。こういうところに民間手法の活用の悪い面が出たようです。
 予想以上の人が訪れて好調との報道がされていますが、その裏で課題は多くあるのです。課題がいくつか残っています。
 その後会社にも改善を働きかけてみたが、当初会社側は「ここはイタリアのように人の手助けで行う」との問題回答。表面的な考え方でバリアフリーをしないことを正当化する姿勢は許せません。その後さらに申し入れた結果、一部段差を解消すると共に段差解消スロープを購入し、場内に設置するということになりました。みなさんも行った時に何か気がついたことがあればお知らせください。
<ポケモンパークで乗車拒否>
 次に笹島サテライト会場。大人気のポケモンパークの乗り物で知的障害者の乗車拒否があったことが判明。当初名古屋市に確認すると知的障害者と身体障害者を同じ基準で対応するとの回答。意味のない対応のまずさを指摘し、知的障害をもつ方の利用については現場では個々に判断して対応してもらうようにする。 実際乗り物がどのようなものか見に行くと、地上を走る汽車でも車いす利用者は乗れないというのです。しかし、私は東山動物園のモノレールには乗れるのです。こんなところに「市民参加」の底の浅さが透けて見えてしまうのです。工夫して何とかやってみましょうという心ある対応をぜひ望みたいと思います。

■地域の方の努力で高見学区に新コミセン完成!エレベーター付は名古屋市初の快挙!
高見学区のコミセンはこれまで市営池下荘の中にあり、便利な反面利用には制限が付きまとっていました。そしてこのたび学区の方々がご苦労されて新しいコミセンができました。場所は高見小学校北側のバス通り沿いです。
 このコミセンの特色はなんといってもエレベーターが付いていることです。名古屋市の予算ではエレベーターの分まで出ないので、その費用は学区の方々の自己負担です。負担してまでもエレベーターを設置するとの判断をされた学区の皆さんの心意気に大きな拍手を送りたいと思います。
 名古屋市はこういうところにこそ予算をつけるべきなのです。以前委員会でもコミセンのバリアフリー助成について訴えましたが、今後も引き続き働きかけをしていく必要があります。



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